- ・1947年広島県呉市生まれ
- ・1967年に渡欧し、スイス、フランス、ベルギーなどの高級ホテル、レストランで
- フランス料理・フランス菓子の修業を重ね1973年に帰国。
- 帰国後に当時日本に於けるフランス料理店の名店として名高かった六本木レジャンスに入店。
- ・1976年には銀座レカンに移り16年間同店のシェフを勤める。多くの食通たちを魅了する。
- 日本を代表するフランス料理店に名を高め、グランシェフとしての地位を不動のものにした。
- ・1992年に六本木に自店”ヴァンサン”を開店し現在に至る。
- ・1995年から3回フジテレビの「料理の鉄人」にも出演。
- 鉄人・坂井宏行シェフと戦い「ソースの城」として名を馳せる。
- 〈著書〉
- ・味のダンディズム野菜料理集(中央公論社)
- ・城からのメッセージ至福の77皿(柴田書店)
私の料理哲学は、19世紀の料理学者はヴァンサン・ラ・シャペルの料理書に、いみじくも表現されている。季節の素材がもたらす自然な味を最大限にいかすことによって、シンプルで健康にもよく、おいしい料理が生まれるという考え方がいつも基本にある。
シンプルな贅沢感。それは、店内のしつらえにもいかされている。高い天井、ゆったりとしたテーブル、200号の絵画。都会の中にあっては、心地よい空間の豊かさが、くつろいだ食事の愉しみを華やかに演出する。
しかし、何よりも料理人とサービスする人の情熱、静かな音楽、柔らかな照明、美しい器、そしてお客様の会話、すべてが調和してはじめて、レストランの雰囲気はつくられるもの。
ようこそレストランヴァンサンへ。御来店を心よりお待ちいたしております。
城 悦男